仕事の姿勢を認めてもらい、20代でインドネシアへ
私は4年間銀行員として働き、その後中途で高木製作所に入社しました。私の周りに自動車関連の会社で勤めている人が多くてなじみがあったことや、大手自動車会社のTier1メーカー*だということが入社を決めた理由です。
入社時は営業二課で大手自動車メーカーを担当し、その後大手自動車メーカー以外の営業担当や営業を取りまとめる仕事をしていました。当時から仕事で意識しているのは、お客様の期待を裏切らないために、納期管理を徹底して行うことです。入社から4年経ったころ、そのような仕事の姿勢を認めていただけたからか、海外赴任の打診を受けました。もともと英語が得意ではなかったので、約3か月間、海外の文化に関するセミナーや語学研修を受け、インドネシアへ出発しました。
*自社で製造・開発したものを直接完成品(車両組み立て)メーカーへ納入する立場にある会社
コミュニケーションを大切にし、信頼を勝ち取る
現在はインドネシアにある当社のグループ会社「STEP」で営業全体の取りまとめをしています。図面や部品に関する対応は社員が務めますが、対応に窮したときや難易度の高い交渉などは私の仕事です。例えば日系メーカーとのやり取りで問題が起きたときには、私が直接訪問して日本人の出向者と話し合います。上手く仕事を進めるためには相手が困ったときに頼ってもらえる存在となることが大切だと考えているので、信頼を勝ち取ることができるように、コミュニケーションの取り方を意識して日々活動しています。
STEPは契約社員含めて約600人もいますが、問題が発生した時やイベント時の一体感には目を見張るものがあります。これは高木製作所で働いていたときにも感じていたので、グループ全体としてそうした連帯感があるように思います。
海外だからこその難しさややりがいがある
現地での仕事は言葉の壁や価値観の違いからトラブルも多く、日々難しさを感じています。トラブルを防ぐために一番大切なことが情報共有なので、こまめに連絡を取り合い、指示を出す際は伝達不足がないように気を付けています。最初は本当に言葉がわからなかったのですが、分からないなりに簡単な単語だけでもこまめに連絡するよう心掛けていました。しかし、意思疎通が難しいからこそローカルスタッフと協力することで目標が達成できたときには大きなやりがいを感じます。
今後はより一層社員に対して技術や知識を教えていき、ローカルメンバーの底上げに努めていきたいと考えています。社員と連携をとって働くことで、売上目標を達成できるように頑張りたいです。