EV化に適応した車の部品づくりに将来性を感じ、入社を決意
私は大学時代まで自然豊かな田舎で過ごしました。幼い頃から一人一台車が必須な環境で育ってきたこともあり、就職活動の際、生活に無くてはならない車に携わる仕事がしたいと考えました。その中から将来性のある電気自動車や水素自動車にも必要となる部品を作っている会社を探し、長年自動車に携われるという観点から高木製作所を選びました。また、説明会で出会った社員の方の人柄や雰囲気も入社理由の一つです。
比較的若い人が多く、先輩・上司含め優しい方ばかりでした。疑問点があっても相談しやすく、自部署の先輩とは昼休みにプライベートの話をすることも多いです。他部署のあまり話したことがない方も優しく声を掛けてくれたり、人と接しやすい環境だと感じています。
自分が携わった部品が、車となって流通する
私の仕事は、受注した部品が構造的に生産可能かを検討し、お客様と調整していく業務です。品質は維持しながらも、より安価な部品を作ってお客様に満足してもらうために、工程や製作方法を考える仕事となります。お客様と社内の要求の折り合いをつけるためには多様な知識が必要で、入社から一年経った今でも毎日分からないことが増えていきます。
初めて自分が担当を持って、最初から最後まで携わった部品が完成して形になったときには大きなやりがいを感じました。この仕事は自分の考えや判断によって形がどんどん変わっていくので、部品が実際に形となったときにはそれまでの苦労を思い出して達成感を味わえます。私が担当した自動車部品の使われた車が、街中を走ることが楽しみです。
相手の立場に立って会話し、交渉成功したときがやりがい
私が図面を見て設計可能と思ったものでも、上司に確認してみると設計できないということがあります。その場合は方向性を変えて再度お客様と交渉するのですが、なぜ実現が難しいか、技術的な理由を説明して合意を得る必要があります。プレス加工の知識を持っていないお客様に理解してもらうことは非常に難しく、噛み砕いて簡単に説明しなければいけません。しかし、簡潔に説明しすぎると語弊を生む危険性もあるため、上手くバランスをとる必要があります。説明がお客様に伝わっていないと感じる瞬間は、何とも言えない悔しさがこみ上げます。相手の立場に立ち、疑問点を予測しながら会話するスキルを身につけたいです。そして直属の後輩ができたときには、分かりやすく仕事を教えられるようになりたいです。