営業の経験を活かし、長く働ける環境を求めて高木製作所へ
大学卒業後、公共施設向けの厨房機器メーカーに就職し、営業として5年間勤務していました。現場での施工管理なども含め幅広い業務を経験したものの、将来を見据え、地元である三河の基幹産業で長くキャリアを築きたいと思い転職を決意。これまで培ってきた営業の経験を別の方向から活かしたいと考え、「調達」のポジションを募集していた高木製作所に入社しました。
入社後は、調達部門にて協力会社様との交渉や調整業務に専念していましたが、2023年の夏にカナダの拠点(TSI-CN)への出向を打診されました。赴任前の準備期間には、会社の英語教育に対する補助制度を活用して語学を学び直すとともに、他部署の方々にご協力いただいて出向先で必要となる業績管理や経理の基礎知識をインプットしました。最初は調達の経験が活かせるのか不安もありましたが、現在は新たな環境で幅広い業務に挑戦しています。

部署を越えた「便利屋」。文化の違いを乗り越えるカギは「協力と相互尊重」
現在私は「Coordinator(コーディネーター)」という特定の部署に属さない役職に就いています。日本本社への月次業績報告をはじめ、経理、生産管理、営業、ITセキュリティの構築やシステム改善など、幅広い分野で現地社員である「Team Member※以下TM」をサポートする、いわば社内の「便利屋」のような役割を担っています。
当初は、自己主張を重視する北米の文化に戸惑うこともありました。しかし対話を重ねる中で、彼らの主張は「最適解」を見つけるためのスタイルだと分かりました。日本のやり方を頭ごなしに押し付けるのではなく、相手の意見に耳を傾け、寄り添って進める。社是の「ファンを創る」精神で、日常的なコミュニケーションから相互尊重の関係を築き、海外ならではの議論を楽しめるようになりました。意見をぶつけ合って最適解を出すからこそ、一つのチームとして機能する一体感は日本以上だと感じています。

チームで味わうモノづくりの喜び。一足飛びの成長でゼネラリストへ
Coordinatorの仕事の主役は自分ではなく、現場のTMです。私の役割は、彼らが目標に向かえるようアシストすること。例えば「工場の空間をもっと有効活用してほしい」という本社からの要望に現場が行き詰まった際、私が「中2階を設けて天井の高さを活かせないか」とヒントを出し、専門知識を持つTMが主体となり解決策を練り上げます。
解決方法がわからない壁にぶつかったときでも、本社の知見と現地の専門知識をつなぎ合わせ、TMと一緒に乗り越えられたときのやりがいは格別です。こうして生み出した成果が「部品」という目に見える形でお客様へ届く点に、モノづくり最大の魅力を感じています。
現在は複数部署を横断し、経営的な目線を「一足飛び」で学んでいます。今後はこの環境を活かして拠点に足りない機能の底上げに寄与し、将来的には多角的な目線を持つ「ゼネラリスト」として、グループ全体に貢献できる“人財“になりたいと考えています。
